2018年02月02日
✨星になった イルカのルー 3話✨
星になったイルカのルー
3話
「わぁ~~~~」
ロティは ルーの背中で 始めてみる 海の中を
ぐるりと
見渡しながら 感動していました
「ルー! すごいや! 本当に すごい!」
「ふふふ ねっ 海って こんなに 広いんだよ!」
「うわぁ ルー!あんな 珊瑚も あるんだ! あんな魚も!
初めて見たっ 」
ルーは 喜ぶ ロティの笑顔が 嬉しくて たまりません
「ねえ ロティ 赤い 珊瑚って 見たことあるかい?」
「ないっ!」
ロティは キラキラ笑顔で 答えました
「ふふふふ じゃあ 見に行こう!」
ぴゅーーーんっ
海の上から 海底を 眺めていたロティは
まるで
流れ星に なった気分
ロティは ルーの背中から 落ちないように
両手で ルーに つかまりました
「ロティ! !見てごらん!」
ロティが 目を開けると
そこには
大きな赤い珊瑚が 太陽の光を浴びて
美しく 輝いていました
「なんて 綺麗なんだろう」
ロティは うっとりしながら 見つめています
「いつか こんな おうちに 住んでみたいや」
そう つぶやく ロティに ルーは ますます 嬉しくなりました
「ロティ ここはね
僕の一番の お気に入りなの! 君と ここに 来れるなんて
夢が ひとつ 叶っちゃった!」
ルーは 嬉しそうに 言いました
ロティは ルーの 気持ちが 嬉しくて 嬉しくて 胸が いっぱいに
なりました
ロティは
産まれて すぐに お父さんや お母さん 兄妹たちと 離れ離れになりました
お父さんが ロティに 教えてくれました
「 みんなが 一緒に いると 魚さんやタコさんに すぐ
見つかってしまう 見つかったら
ご飯に なっちゃうんだ
だから 一人一人 隠れ家を 見つけて 身を守り 生きていくんだよ」
ロティは 小さなときから 一人で 生きて来ました
何度も 大きなお魚や タコに 食べられそうに なりましたが
珊瑚や 小さな岩穴に 隠れて 助かりました
ある朝 岩穴から 出て ご飯を 食べていたとき
後ろから クスクスっと 笑い声が 聴こえて来たのです
そこには 一匹の イルカの子供が 居ました
「君って どうして 横にしか 歩けないの?」
不思議そうに イルカは 目をぱちくり させました
「こっちが 聞きたいよ」
ロティは 小さな声で 呟きました
小さな イルカが ロティの背中を ツンツン 押したので
ロティは 岩から 落っこちてしまいました
「わわわ〜〜!」
イルカは クスクス 笑って います
すると
ロティが 落ちた すぐ そばには 大きな岩穴が、、、
そこには 大きなタコが 隠れていたのです!
するするするっと タコの足が ロティの方へ
伸びて来ました
「わっ わっ わぁ〜〜!!」
ひっくり 返って 起き上がれない ロティが
「も もうだめだ〜〜!」と叫びました
タコの足が 今にも ロティを つかまえようとした
そのとき!
「だめー! やめて! この子は 僕のお友達なんだ!」
と
小さなイルカが タコの 足を くわえ
大きな大きなタコを
ぶ〜〜ん! と 遠くへ なげたのです
しばらくして
ロティが 目を開けると あたりは真っ暗
「僕 食べられちゃった? こ ここは タコのお腹の中?」
そう 呟いて おそるおそる 周りを 見渡しました
すると
あたりが 急に ぱっと 明るくなって 目の前で
イルカ が ニコニコ 笑っていました
真っ暗だったのは
イルカが タコが また 来ても 大丈夫なように
ロティを 抱きしめていたのです
「あっ ありがとう」
ロティは すこし震えています
まだ 胸が ドキドキしていました
小さなイルカは
申し訳なさそうに
「ごめんよ 僕 穴に タコが いるなんて 知らなかったんだ
こわい思い させて 本当に ごめんね」
イルカは 泣いていました
そんな 優しいイルカを 見て ロティも 泣いてしまいました
「よしっ 今日から 僕たちは 友達だよ! よろしくね!
僕は ルー!」
イルカは いいました
「ぼ ぼくは ロティ」
二人は 握手を しました
ロティと ルーの 出会いは こうして はじまったのです
星になった イルカのルー 第3話
memorial story dedicated to ken
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3話
「わぁ~~~~」
ロティは ルーの背中で 始めてみる 海の中を
ぐるりと
見渡しながら 感動していました
「ルー! すごいや! 本当に すごい!」
「ふふふ ねっ 海って こんなに 広いんだよ!」
「うわぁ ルー!あんな 珊瑚も あるんだ! あんな魚も!
初めて見たっ 」
ルーは 喜ぶ ロティの笑顔が 嬉しくて たまりません
「ねえ ロティ 赤い 珊瑚って 見たことあるかい?」
「ないっ!」
ロティは キラキラ笑顔で 答えました
「ふふふふ じゃあ 見に行こう!」
ぴゅーーーんっ
海の上から 海底を 眺めていたロティは
まるで
流れ星に なった気分
ロティは ルーの背中から 落ちないように
両手で ルーに つかまりました
「ロティ! !見てごらん!」
ロティが 目を開けると
そこには
大きな赤い珊瑚が 太陽の光を浴びて
美しく 輝いていました
「なんて 綺麗なんだろう」
ロティは うっとりしながら 見つめています
「いつか こんな おうちに 住んでみたいや」
そう つぶやく ロティに ルーは ますます 嬉しくなりました
「ロティ ここはね
僕の一番の お気に入りなの! 君と ここに 来れるなんて
夢が ひとつ 叶っちゃった!」
ルーは 嬉しそうに 言いました
ロティは ルーの 気持ちが 嬉しくて 嬉しくて 胸が いっぱいに
なりました
ロティは
産まれて すぐに お父さんや お母さん 兄妹たちと 離れ離れになりました
お父さんが ロティに 教えてくれました
「 みんなが 一緒に いると 魚さんやタコさんに すぐ
見つかってしまう 見つかったら
ご飯に なっちゃうんだ
だから 一人一人 隠れ家を 見つけて 身を守り 生きていくんだよ」
ロティは 小さなときから 一人で 生きて来ました
何度も 大きなお魚や タコに 食べられそうに なりましたが
珊瑚や 小さな岩穴に 隠れて 助かりました
ある朝 岩穴から 出て ご飯を 食べていたとき
後ろから クスクスっと 笑い声が 聴こえて来たのです
そこには 一匹の イルカの子供が 居ました
「君って どうして 横にしか 歩けないの?」
不思議そうに イルカは 目をぱちくり させました
「こっちが 聞きたいよ」
ロティは 小さな声で 呟きました
小さな イルカが ロティの背中を ツンツン 押したので
ロティは 岩から 落っこちてしまいました
「わわわ〜〜!」
イルカは クスクス 笑って います
すると
ロティが 落ちた すぐ そばには 大きな岩穴が、、、
そこには 大きなタコが 隠れていたのです!
するするするっと タコの足が ロティの方へ
伸びて来ました
「わっ わっ わぁ〜〜!!」
ひっくり 返って 起き上がれない ロティが
「も もうだめだ〜〜!」と叫びました
タコの足が 今にも ロティを つかまえようとした
そのとき!
「だめー! やめて! この子は 僕のお友達なんだ!」
と
小さなイルカが タコの 足を くわえ
大きな大きなタコを
ぶ〜〜ん! と 遠くへ なげたのです
しばらくして
ロティが 目を開けると あたりは真っ暗
「僕 食べられちゃった? こ ここは タコのお腹の中?」
そう 呟いて おそるおそる 周りを 見渡しました
すると
あたりが 急に ぱっと 明るくなって 目の前で
イルカ が ニコニコ 笑っていました
真っ暗だったのは
イルカが タコが また 来ても 大丈夫なように
ロティを 抱きしめていたのです
「あっ ありがとう」
ロティは すこし震えています
まだ 胸が ドキドキしていました
小さなイルカは
申し訳なさそうに
「ごめんよ 僕 穴に タコが いるなんて 知らなかったんだ
こわい思い させて 本当に ごめんね」
イルカは 泣いていました
そんな 優しいイルカを 見て ロティも 泣いてしまいました
「よしっ 今日から 僕たちは 友達だよ! よろしくね!
僕は ルー!」
イルカは いいました
「ぼ ぼくは ロティ」
二人は 握手を しました
ロティと ルーの 出会いは こうして はじまったのです
星になった イルカのルー 第3話
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