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2018年01月31日

✨星になったイルカのルー 第2話

星になったイルカのルー

2話



「さぁ ロティ! 僕に 乗って!」




「えっ えっと どうやって?」






「んっと〜〜」 ルーは 辺りを見回して ロティにいいました



「ロティ!この岩の てっぺんに 登って!」





ロティの住む 岩穴のある石のとなりには


ルーの身体と同じくらいの 大きさの 大きな岩が あります






ロティは 大きな岩を 見上げながら 深呼吸をして


「うん!」と 頷きました





「よいしょっと」


ロティは 小さな身体で 一生懸命 大きな大きな岩を登り始めました





ルーは 寄り添うように 岩に ぴったりと くっついて




ロティが 背中に 乗るのを ゆっくり 待ちました





「ルー!! 乗れたよ!」






「よしっ ロティ 僕のヒレに しっかり つかまって!」






すると

ロティは 自分の 両手を 見つめながら いいました




「ルー 僕の手じゃ つかまれない


僕には 挟むことしか出来ない


きっと とっても とっても 痛いよ」






ルーは ニコっと笑って いいました




「ちょっぴり ちくっと するだけさ!


ロティ 僕の身体は 丈夫なんだ! 心配ないよ!」







「う うん、、、」


少し 心配そうに ロティは 頷き


優しく ゆっくりと ルーの背ビレを 挟んでみました





「ロティ しっかり 挟んでよ? じゃないと ロティ 落ちちゃうんだから」


ルー は ニコニコ しながら言いました





「うん」



ロティは 目をつぶり ルーの背ビレを ぎゅうっと はさみました





ルーは 身体を ぴくっと 震わせ


「うん!大丈夫だ!」と 言って 振り返り 笑顔で ロティを見つめました





「ルー ・・・ 痛くない?」




心配そうなロティに ルーは 言いました






「ちくっとしたけど ぜ〜〜んぜん 平気!」




「良かった・・・本当に?」




「本当だよ ロティ! 」






ルーは クルクルっと

まわりながら


ふふふ と 笑いました





「わぁっ」

ロティは ルーと 一緒に クルクルっと

回りました








ルーに 乗ったロティ




いつも 横にしか 歩けなかった ロティは


ルーの うごくまま に


海の中を 泳いだり


クルクル 回ったり


上から下まで海の中の 様子を 見たり


産まれて 初めての ことばかり




ロティは わくわく して来ました





「よしっ 行くよ?」



そういうと ルーは

まるで



彗星のように


ぴゅーんと 泳ぎ始めました





「うわ〜〜!」


ロティは びっくりして ドキドキしました



でも
しばらくすると、、、



なんだか 流れ星に 乗ったようで 良い気持ち



ロティの
その瞳は キラキラ キラキラと 輝いています



ルーは ロティに いいました

「さぁ!! 僕たちの冒険の始まりだ!」





〜星になったイルカのルー 第2話 〜
memorial story dedicated to ken



✨星になったイルカのルー  第2話




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